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なぜ松野カラ松は松野一松との会話を避けるのか

今回の記事は考察というか私なりの解釈をつらつらと述べる「感想」記事になります。肩の力を抜いて気楽に読んで頂ければ幸いです。

私のブログの訪問者の多く(約7割)は検索サイトからやってくる方々です。そしてその多くが「一松 考察」という検索ワードで足を運んでくださっているようなのです。おそらく例のOP考察記事を目当てに来訪されている方が多いのだろうと思います。

そんな状況なので、そろそろ私の「推し松」でもある松野一松について思いの丈をぶつけた記事をいくつか書いてみようかと思い立ちました。ただ、それにより読者離れが起こるのも正直怖いのでライト層にも読みやすいように、できる限り冷静に話を展開していきたいと思います。

それに先立ち、Twitterで「松野一松について、ブログで触れて欲しい事柄はありますか」という声かけを行いました。するとフォロワー様から以下のような意見を頂きましたので、今回はそれに関する私の解釈について述べていこうと考えています。

なぜ松野カラ松は松野一松との会話を避けるのか

一松もですが、カラ松があんなに一松と喋ろうとしない事に関してゆりこさんなりの解釈など聞かせて頂けると楽しいんですけれども戯言をすみませぬ
(須藤玉露さんからのご意見より)

私なりの解釈でいいそうなので、思ったことをそのまま書こうと思います。以下に示すことはあくまでも一個人の感想なのであまり間に受けないでくださいね。

私にはカラ松が一松と「喋ろうとしない」というより、「一松に何を言っていいのかわからない」というように見えます。そしてそれは2話でおそ松が言ったことが多少なりとも関係しているのではないかな、と睨んでいます。

2話でのおそ松の発言について触れる前に、10話冒頭の釣り堀でのおそ松・カラ松のやり取りについて振り返っておきます。10話冒頭では周囲の人から「痛い」と言われることについて、真剣に悩んだ末におそ松に相談するカラ松の姿が描かれていましたね。この場面から読み取れることがいくつかあります。

・松野カラ松は悩み事を松野おそ松に打ち明ける
・松野カラ松は周囲の人間の発言を気にしている
・松野カラ松は「痛い」の意味を履き違えている

では、これを踏まえたうえで2話のおそ松の発言について確認します。2話Aパートにおいて、松野おそ松は「カラ松からいじられたときの一松はヤバい」と発言しています。10話でのやり取りを前提としながらこの発言を深読みすると、いくつかの可能性が見えてきます。まとめました。

可能性①松野カラ松が松野おそ松に対し「俺が何か言うと一松が怒る」などと相談している
可能性②松野カラ松は自分が何か言うと一松が過剰に反応することを気にしている
可能性③松野カラ松はここでおそ松が言った「ヤバい」の意味を分かっていない

個人的に可能性が高いかなと想像しているのは②です。一松から首根っこを掴まれたときのカラ松が「何も言わない」「困り眉になっている」ところから、自分の発言に対して過剰に反応されることを気にしつつも「それがなぜなのか」までは理解できていない様子が伺えます(そのため、「ヤバい」の意味を分かっていないという可能性③も当てはまっていると言っていいかもしれません)。

とにかく松野カラ松は、松野一松がなぜ自分の発言に対して過剰に反応するのかについては想像が及んでいないものと思われます。私は10話でのおそ松・カラ松のやり取りを見る前まではカラ松には一松の考えがある程度予想できているものだと考えていました。実際、過去の考察記事では「カラ松は常に一松から『自分自身の態度』を示されているためにその本心を知ったところで別段驚きはしないだろう」などと書いてきました。

訂正します。カラ松は一松から自分自身の態度を示されていますが、一松の考えていることを正確には理解できていません。そのため、一松に対して何を言っていいのかわからず狼狽えてしまっているのだろうと思います。その結果として、一松がカラ松に対して過剰な反応を示したとしてもそれに対する返答ができないというわけです。

また、カラ松は2話で「カラ松からいじられたときの一松はヤバい」と言われたことそのものも気にしているのではないかと考えています。「おそ松くん」としてテレビアニメに復活した彼らが暴れに暴れまくった「おそ松さん」旧一話では弱井トト子の財布を拾った一松に対して「それは俺が拾った……!」とカラ松が叫んでいるからです。少なくともこの時点ではカラ松の側から一松に働きかけることがあったということがわかります。このことから、「ヤバい」の意味を正確には理解できていないなりに、カラ松がおそ松の指摘(「カラ松からいじられたときの一松はヤバい」)を気にかけていた可能性が考えられます。「よくわからないけど『ヤバい』なら俺はどうすればいいんだ」とずっと悩んでいたのではないかな、と。

会話を避けていたのは一松の方である

会話を避けているのはむしろ一松の方だろうと私はみています。「カラ松に対して言葉で正確に自分の考えていることを伝えること」を徹底的に避け、暴力的な言葉や態度でもって何かを伝えようとしているように思われるからです。

松野カラ松と、松野一松はとてもよく似ています。6つ子の兄弟の中でも特別似ていると私は思っています。実際、この二人がよく似ていることを示唆する描写もアニメの中からみることができます。過去記事では「第2話において松野カラ松と松野一松だけがビールでなく焼酎(水?)を飲んでいる」ということを指摘しました。また7話Bパートのトト子のライブシーンでは、カラ松と一松だけ腕のクロスのさせ方が同じで、ほかの4人とは逆になっています。

人との関わり方に関しても、カラ松と一松は「虚勢を張る」という共通点が見て取れます。そして二人ともそういう態度をある程度意図的にとっています(カラ松のほうがやや無意識でやっているところは多いように見受けられますが)。彼氏とも少しこの話をしたのですが、兄弟の中では比較的「弱い人間である」ということ、そしてそれを隠すために「虚勢を張っている」というところがこの二人のよく似ているところではないかという考えを持つに至りました。

過去記事で、私はこんなことを書いていました。

ここで松野カラ松と松野一松の関係性に注目して「おそ松さん」を視聴していた方々はピンと来ることがあると思う。松野カラ松と松野一松が会話をしている場面は実はほとんどないということだ。掴みかかる、バズーカ砲を撃つといった手段を用いて何らかの意図を伝えようとしている場面はあっても、その間には会話がほとんど存在していない(第7話放送時点では)。

一方、松野一松と松野十四松との間ではたびたび会話の場面を見ることができる。このことから松野一松は松野カラ松に対しては会話で何かを伝える必要性を感じていない可能性が考えられる。

松野十四松の特異性が松野カラ松と松野一松の関係性を紐解く可能性について  より

今もう一度振り返ってみて、「会話で何かを伝える必要性を感じていない」という部分はちょっと違うなあと感じました。カラ松と会話することへの恐怖に近いような、強い抵抗感を一松が抱えているような気がしてきたからです。なので先ほどは「カラ松に対して言葉で正確に意図を伝えること」を徹底的に避け、という表現を使いました。

5話Bパート「エスパーニャンコ」の話の中で、一松はカラ松を除く兄弟の前で自身の本当の気持ちを暴かれてしまいます。兄弟の前で本音を暴かれた際の動揺した様子を見る限り、「兄弟にさえ隠しておきたかった」本音であることは間違いありません。そして、その場に「自分とそっくり」なカラ松はいなかったのです。一松にとって、カラ松はいくら自分と似ているといったところで「痛い」の意味もよくわかっていないような鈍い男、自分の本心が気取られることはないと思っていたところは多少なりともあっただろうと考えます。でも、あの場にカラ松がいたなら話は別です。自分とよく似た存在であるカラ松に最大の弱点を曝け出すことになります。

一松は「他人からの期待を自分が裏切るかもしれない」と考えています。そして、そういう状況に陥ることで自分が傷つくことのないように兄弟以外の人間との関わりを頑なに持とうとしません。しかもその兄弟の前でさえ「他人が自分を平気で裏切る」ことを理由に友達を持たないと虚勢を張っていました。

一松はカラ松と自分が似ていることに気付いているのかもしれません。だからこそ、ちょっとした発言から自分の本心を気取られまいとかなり力んでいるのかなと解釈しています。結果としてそういう考えが理不尽に思える暴力的な言動として表に出てくるというわけです。

実際、「まともに人と会話できないくせに」という評価を下している十四松に対しては和やかに会話をしている場面を見ることができます。これは十四松が相手なら大丈夫、と安心しているからだと考えれば納得がいきそうです。

以上の理由から「一松がカラ松に対して理不尽にも思える暴力をたびたび繰り返すという非常に強気な態度を示すのは、本音を気取られまいとして会話を避けているから」というように私は解釈しています。

 

まとめ

  • 松野カラ松と松野一松は「弱い自分を隠すために虚勢を張る」という部分で似ている。
  • 松野カラ松は松野一松の考えていることをおそらく理解できていない。
    →そのため一松の反応に対してどう返答すべきかわからずに困惑している。
  • 松野一松は松野カラ松に本音を気取られまいと、言葉でのコミュニケーションを避ける傾向が強い。

なお、すべては私の個人的な解釈によるものであり、推論に過ぎません。こういうことではないかなーということを想像しながら書きました。

TwitterやAsk.fmから感想・意見・反論などを寄せていただけると嬉しいです。できる限り記事に反映させたいと思っています。お気軽にどうぞ。

 

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