覚え書きあれこれ②


もう他に何を書いたらいいかもうあまり思いつくことがないくらいどっぷりと「おそ松さん」の世界に魅了されており、どうしたものかなあ、などと思う日々。

一応これでもコスプレイヤーの端くれなので、コスプレ絡みの話も書いてみようかとも考えてみたけれどこれもまた火が出そう。ボーイズラブ絡みの話書くよりはマシかもしれませんが。

コンプレックス・エイジ(1) (モーニング KC)

コンプレックス・エイジ(1) (モーニング KC)

 

でもコスプレをテーマに扱った、この「コンプレックス・エイジ」という漫画を上回るほどのコスプレ裏話が私に書けるとも思えないので保留。コスプレイヤーへのアンケート調査、取材を作中に反映させたことでよりリアルなコスプレ事情を描き出すことに成功している作品なのでおすすめです。かなり心を抉られますけど、でもそれがリアル。

 


せっかくブログを書いているのだから、やっぱりここには「私だからこそ書ける」ことを存分に綴っていければいいと思っている。「あんただけじゃなくてみんな言ってることやん」「盗んだと騒ぐほど個性的な考え方でもないやん」といった意見も多数いただいている現状は私なりに重く受け止めていて、だからこそもっと踏み込んだ「この人だから書ける」と評していただけるようなものを書けるように努力していきたいという思いを強くしている。

 


ニコニコ動画で「おそ松さん」第2話を再度観ていてふと気付いたのだけど、2話での居酒屋でのシーンではカラ松と一松だけ焼酎飲んでるっぽいことに気づいた。でも7話だとみんなビール。今川焼き(私には蜂楽饅頭といったほうがしっくりくるのだけど)の件で揉めていたのを見ると6人は性格こそ違えど味の好みは結構似ているのだろうか。

 

【覚え書き】「今話題の人気アニメ『おそ松さん』のファンについて物申す」という動画を視聴して - だれも知らない

女キャラに可愛いって言っても咎められなくて、男キャラだと叩かれるのは単純にフェアじゃないと思うけどhttp://b.hatena.ne.jp/entry/269518231/comment/ikihaji_kunFree!みたく明らかに女性向けなアニメだとまた違うのかな

2015/11/23 16:12

というブコメを頂いていろいろ考えてみたのだけど、そもそも「明らかに女性向け」あるいはその逆の「明らかに男性向け」がどういう基準で判断されるかというところが難しいところだな、と。

私が「明らかに女性向け」だと認識しているアニメの例として今パッと思いつくのがもともと女性向け恋愛シュミレーションゲームとして制作された「うたの☆プリンスさまっ♪」ぐらい。たとえばこのブコメで挙げられている「Free!」については「明らかに女性向け」だと言い切れるかどうか微妙だと私は考えている。

 女性がメインターゲットのアニメと思われていたが、9月に放送が終了し、男性ファンからも嘆きの声が聞こえているという。男性ファンにとって、どこが魅力だったのか。男性ファン(26歳・IT企業勤務)の一人が語る。

「『Free!』の魅力は男の友情とか上下関係をしっかり描いているところ。自分は大学生時代男子寮に住んでいたんですが、そこで起きた葛藤だったり、いかに相手のプライドを傷つけないで関係を保つかっていう経験をしているので、非常にリアルさを感じました」

 またアニメが大好きな恋人に薦められ、中盤から同作を見始めたという男性(25歳男性・大学院生)も「葛藤」の重要性を語る。

「ストーリーの後半に仲間内で葛藤が起きるシーンがあって、こういう感情をしっかり描いている作品は凄いと思いました。イケメンの裸とか、そういうところには全然興味がないけれど、努力している同世代を見ている感じで、自分も頑張ろうと素直に思えました」

女性向けアニメ『Free!』 男同士の葛藤が男性ファンも魅了│NEWSポストセブン より

この記事で紹介されている男性ファンからの意見を読むと、男性キャラクター同士の友情や関係性、キャラクターの葛藤を丁寧に描き出している点が評価されていることがわかる。こういう話を読むと「明らかに女性向け」「明らかに男性向け」ときっぱり言い切れてしまう作品なんてそんなにないのではないか、という気がする。

「明らかに女性向け」とか「明らかに男性向け」というレッテルを作品に貼り付けてしまうことで、性別や年齢を問わず多くのファンを獲得できたはずの作品が評価されなくなる、ということに対する懸念が私にはあって、だからこそしつこくしつこく「おそ松さん」は女性だけを対象にしたアニメ作品ではないということを強調してきた。

ファンの男女比は作品ごとに異なる様相を示すだろうけど、男性ファンがまったくいない、女性ファンがまったくいないなんていう作品が存在するわけはないのでやはりどんなアニメでも自分とは異なる属性のファンへの配慮というものを欠くべきではないというのが私の考え。

一部のファンの中に「この作品だったらこのぐらいまでは言っちゃっても大丈夫」という認識を持っている人もいる可能性も考えられるのでこうした問題提起を続けていくことが重要なのではないかな、というようにも思っている。